まず急ぐ石があるかを見て、次に斜めの石が本当につながっているかを確認し、そのあとで追うかを決めてください。下の形で、呼吸点の数え方と、真の眼・欠け眼・一つの空きの区別を示します。ヒント、待った、再生は練習の節にあります。

打つ前の四つの問い

  1. 自分か相手に、呼吸点が一つの塊があるか。あるなら、まずその塊を数えてください。アタリは、広い空地を取る一手より急なことが多いです。
  2. この手のあと、自分の石は厚くなるか、薄くなるか。二つの弱い塊をつなぐ一手は、離れた一点を取るより確かなことが多いです。
  3. 相手が受けなくても、次に何をしたいか。答えられるなら、この手には続きがあります。答えられないなら、目標をはっきりさせてから打ってください。
  4. 何かを得ているのか、逃げる一石を追っているだけか。追う前に周りを見ます。逃げた先でより大きい地が囲えるなら、追う意味があります。自分の石が細長いだけなら、そこで止めてください。
四つは順序だけです。呼吸点の数え方と眼の見分けは、下の形で見てください。

先に呼吸点を数える。アタリは取り上げではない

アタリは、その塊の呼吸点が一つだというだけです。今すぐ取らなければならないわけでも、助けなければならないわけでもありません。呼吸点は、塊の上下左右の空点です。斜めの石はつながらず、呼吸点も足しません。自分に二つ、相手に一つのとき、相手はまだ逃げられます。逃げる側で、自分の石が切られないかを先に見てください。

左上の黒は隣の空点が四つで、呼吸点も四つです。右下の黒も四つです。斜めに向き合っているだけなので、呼吸点は足せません。丸印がつながりで、どちらかに打てば一つの塊になります。

接触したら、まだ打たないでください。上下左右の空点を数え、斜めに「もうつながった」と思っている石がないかを見ます。その石は入りません。つなぐなら、二つの塊が共有する縦横の空点、図の丸印です。別の斜めに打っても、塊は二つのままです。

活きるには真の眼が二つ。欠け眼を先に見分ける

空点が一つにつながっているかを先に見ます。上下左右で接し、間に自分の石がない二つの空点は、眼一つです。その眼しかない塊は、外の呼吸点が埋まると活きられません。二つの空点の間に自分の石が一つあって分かれていれば、一つずつ確かめられます。

分かれた空点ごとに、囲む石が一つの塊かを見ます。壁に切れ目があると、相手がそこから打って空点は消え、欠け眼です。壁が一つの塊で、ほかに呼吸点が残っているとき、眼を埋める手は自殺なので打てません。それが真の眼です。真の眼が二つなら、どちらを埋めてももう一方の呼吸点が残るので、やはり自殺です。囲まれても取り上げられません。真の眼が一つのとき、外の呼吸点が尽きると、相手はその眼を埋めて一塊を取れます。

一つの空き

二つの真の眼

角の欠け眼

「一つの空き」では二つの空点がつながっていて、眼は一つです。「二つの真の眼」では間の黒が空点を分け、丸印が二つの眼で、壁も一つの塊です。「角の欠け眼」は盤の角です。角の空点に隣り合う二つの黒の斜めがまだ空なので、その二つは一つの塊ではありません。白がそこに打てば両方アタリになり、角の空点は眼になりません。

角の斜めは一つだけです。その斜めと、隣の自分の二石が一つの塊なら、この眼は数に入ります。「角の欠け眼」では斜めが空です。白がそこに打つと、上と左の黒は角の一点だけが呼吸点になります。黒がその角を埋める手は自殺で、打てません。黒が別の場所へ打てば、白が角を埋めて二石とも取り上げます。辺と中央も、壁が一つの塊かどうかだけを問います。向かい合う二つの斜めを相手が占めていると、壁は切れて欠け眼です。隣り合う二つの斜めを占められていても、壁はまだつながっていることが多いです。いくつ占めたかより、切れているかを先に見てください。

二つの眼を確かめても、一方が劫なら、まだ活き切っていません。相手が劫を取ったあと、この盤の位置スーパーコウでは、同じ盤面へすぐ戻れません。別の場所へ一手打ち、相手が応じてから、その眼を争いに戻ります。これを劫活といいます。

囲まれたら、中の空点を「一つにつながっている」か「すでに分かれている」かに分けます。分かれた点は欠け眼かどうかを一つずつ見ます。真の眼が一つしか残らなければ、逃げた先で近くの石と縦横につながれるかを見ます。

隅からでよい。格言は命令ではない

序盤は隅から見てかまいません。二辺がすでに閉じていて、同じ石数でも中央より眼と地を作りやすいからです。第一手を隅に置け、という命令ではありません。呼吸点が一つの石は、空いている隅より急です。

9路では四つの隅が近いです。一つ置いてから、相手がどの側から来るかを見てください。最初から四つを占める必要はありません。二つ目の隅を取る前に、上の形で確認します。今の石は斜めに向き合っているだけではないか。その角の空点の斜めは、まだ空ではないか。

このサイトのAIの一局から、持ち帰る

9路と、サイドバーの「やさしい練習」で一局始めてください。見るのは二つだけです。斜めの石を一つの塊だと思っていなかったか。囲まれた空きは、真の眼が二つなのか、欠け眼一つなのか、一つの空きなのか。

9路の一局は、こう進める

  1. 始める前。9路とやさしい練習を選びます。斜めはつながらないこと、真の眼の壁は一つの塊であることを先に置いておきます。
  2. 接近したら。塊の呼吸点を数え、斜めの石が本当につながっているかを見ます。分かってから打ちます。
  3. 一手を直すとき。その手が終わってから待ったをし、つながりか斜めの補いに打ち直します。AIが考えているあいだ、死に石を印しているあいだは、待ったは使えません。同じ画面の待ったは、この端末の盤をすぐ戻します。確認はありません。
  4. 双方がパスしたあと。死んでいると思う塊を一つ印し、分かれた眼が二つあり、壁が一つの塊かを照合します。再生では一文だけ残します。たとえば「ここで斜めをつながりだと思った」。
9路のAI対局を開く
  • ヒントは今の強さです。やさしい練習のときは、ヒントもやさしい練習の読みです。別の強さには切り替わりません。つながりや眼を自分で指してから、ヒントを見てください。別の点なら、この強さが見ている急所が違います。
  • オンラインの部屋では待ったができません。部屋が受けた手は相手へ同期されるので、打つ前にもう一度確認します。同じ画面では、止まって一緒に呼吸点を数えられます。

9路から13路、19路へ移るとき

斜めに向き合う二つの塊の呼吸点を別々に数えられ、空点が真の眼か、欠け眼か、一つの空きかを言えるようになったら、13路へ移れます。13路も同じルールで、増えるのは辺と中央を同時に見ることです。19路は別のルールではなく、同時に見る塊が増えるだけです。

路数を替えるかどうかは、その局の勝敗では決めません。斜めと縦横がまだ混ざる、欠け眼がまだ見分けられないなら、9路に残ってください。

よくある質問

やさしい練習は、初めての一局に向いていますか?

向いています。サイドバーのやさしい練習を選び、9路で斜めのつながりと真の眼を一度ずつ確かめてから、強さを替えるかを考えてください。ヒントは選んだ強さのままです。

待ったはできますか?

AI対局と同じ画面ではできます。AIが考えているあいだ、死に石を印しているあいだは、待ったは使えません。同じ画面では確認なしで一手戻ります。オンラインの部屋では待ったができず、受けた手は相手へ同期されます。

相手の石ばかり追ってしまいます。どうすればいいですか?

追っている塊の呼吸点を数え、自分の斜めの石がつながっているかを見ます。つながっていなければ、先に縦横の接続点へ打ってください。追ったあと眼のない細長い形になるなら、その手は追いません。

死活の問題集はありますか?

独立した問題集はありません。対局で囲まれた塊を一つ選び、真の眼が二つなのか、欠け眼一つなのか、一つの空きなのかを書いてからヒントを見てください。ヒントは今の強さです。